鍼灸治療とは人間の様々な場所にあるとされているツボを鍼や灸で刺激することで、身体の不調を軽減させる治療法です。ツボを刺激するということは、すなわちその場所の皮膚や筋肉といった組織を少しだけ傷つけるということです。鍼や灸で少しだけ傷つけられた皮膚や筋肉の細胞はもとに戻ろうとして活性化されます。この過程で細胞が活性化されることで、身体全体の自然治癒力や免疫力が高まる効果も期待されます。鍼灸治療に使われる鍼は一般的な注射針の約3分の1の細さで、注射針と違い先端が丸まっているので、身体に刺したとしてもほとんど痛みを感じることなく治療ができます。灸はよもぎの葉の裏にある繊毛を原料としたもぐさです。これをツボにあたる皮膚の上に置き、火をつけて、熱の力でツボを刺激します。直接火が皮膚にあたるわけではないので、感覚としてはじんわりと温かくなっていきます。鍼灸治療を受けたい場合には、はり師やきゆう師の資格を持ったスタッフに治療をお願いするのが確実です。はり師やきゆう師の資格は国家資格のため、信頼の置けるものなのです。